認知行動療法とは

認知行動療法とは

会社員のAさんは、いつも与えられた仕事を期限内に終わらせることができません。

Aさんは「こんな自分は、ダメ人間のレッテルを貼られ会社に見捨てられる」との不安に襲われるようになり、夜も眠れないようになりカウンセリングを受けることになりました。

※イメージ

 

さて、このAさんに「認知行動療法」でもってカウンセリングが始まりました。

認知行動療法は1回50分~60分。

カウンセラーは常にAさんが話し出すのを待ちます。

Aさんは、カウンセリングとはカウンセラーが自分はどうするべきか、どうしらたら不安が解けて心が楽になりぐっすり眠れるようになるかを端的にアドバイスしてくれるものを思っていたので、とりあえず自分の悩みやその環境を伝えさえすれば、あとはカウンセラーが何かを言ってくれると、カウンセラーが話し出すのを待ちます。

結果、しばらく沈黙が続く。

Aさんは「カウンセラーのくせに、どうして何も言わないんだ。こんなことにお金と時間を使ってるのではない」とだんだんモヤモヤしてきます。

しばらくの沈黙が続いて、なお、クライアントが何も言わないとカウンセラーが質問します。

「今、心で思っていることを言葉にしてください。言いたくないことは言わなくてよいです」

 

Aさんは正直に、カウンセリングが期待外れであったことを伝えます。

するとカウンセラーはまた質問します。

「カウンセリングにどんな期待をしていたのか」と

そしてAさんはまた正直にカウンセリングへの期待を伝えます。

 

カウンセラーはAさんが話すことに質問しかしません。

「このようにしなさい。」とか「ここを直しなさい」などの指導的な発言は決してしないのです。

 

このようなやり取りを繰り返しているうちに、Aさんは小さなところから過ちに気づき、だんだん、核心に近づき、

「仕事が期限内に終わらせられないのは、とことんこだわり、クウォリティーの高さを求めすぎていた。そこまでの精度を客先は求めているのか否か。求めているなら、期限を延ばしてもらう交渉をしよう。期限内に終わらせるなら部下をつけてもらおう・・・」などなど、実は仕事がとても好きで、徹底的に高品質を求めすぎてる自分に気づき、そして、何を徹底して追及して、時間が足りない時は何を捨てるのかに自ら気づくようになったのです。

 

認知行動療法とは、「答えは自らの心の中にある」いや「自らの心の中にしかない」として、カウンセラーはそれを探し当てるための支援をする存在なのです。

気づきが得られたらカウンセラーが指導すること
・生活習慣の是正
・リラクゼーション法
・東洋的治療法(森田療法・内観療法・絶食療法・ヨガ・気功)
・瞑想法(マインドフルネス)

と実践的な事です。

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